共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2018年3月

窒化ガリウム中ランタノイドによる高性能な単一光子源・量子ビットの実現

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
16K17507
体系的課題番号
JP16K17507
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

窒化ガリウム(GaN)半導体中のプラセオジム(Pr)原子は、光子を1個ずつ制御して生成できる発光源となり、量子情報通信などの基盤技術としての応用が期待できます。本研究では、フォトリソグラフィ技術とイオン注入技術、高温熱処理技術を組み合わせることにより、GaN中の1μm×1μm×50nmという微小領域へのPrの高濃度注入を実現しました。また、その微小領域におけるPrの発光分布を、共焦点顕微鏡を用いて、室温で高いコントラストで観測することに成功しました。更なる微細化と、注入したPrの高活性化、測定系の高感度化を行うことにより、単一Prからの単一光子発生を室温で観測・制御できる見通しを得ました。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K17507/16K17507seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K17507
ID情報
  • 課題番号 : 16K17507
  • 体系的課題番号 : JP16K17507