2014年10月
レーザー誘起ブレークダウン分光における検出感度の液体シート厚の効果
Optics Express (Internet)
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- 巻
- 22
- 号
- 20
- 開始ページ
- 24478
- 終了ページ
- 24490
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1364/OE.22.024478
液体を対象にしたレーザー誘起ブレークダウン分光(LIBS)分析において、簡素化して高感度な分析を行うために付加的機器やキャリアガス等用いない連続液体フロージェットの気液界面をLIBSに適用することを検討している。本研究では、Nd:YAGレーザー基本波(1064nm)を$\mu$mオーダーの液膜ジェットに照射したときに得られる発光スペクトルにおいて、膜厚と発光検出感度の関係を調べた。その結果、液体膜厚を数$\mu$mから数十$\mu$mに増加させるとそれに比例して検出感度は向上して20$\mu$mで最大感度となった。また、膜厚が25$\mu$mを超えると急激に検出感度が低下することがわかった。さらに、液膜ジェット形状の時間分解シャドウグラフおよびプラズマ発光分光計測を行い、レーザー光と水溶液の相互作用体積の大小、すなわち液体ジェットの膜厚、により飛沫の発生量や飛散方向が異なり、検出感度は膜厚に依存することがわかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1364/OE.22.024478
- ISSN : 1094-4087
- Web of Science ID : WOS:000342757000071