財津 亘
ザイツ ワタル (WATARU ZAITSU)
更新日: 08/31
基本情報
- 所属
- 目白大学 心理学部心理カウンセリング学科 准教授
- 学位
-
博士(文学)(2011年3月 立命館大学)
- 研究者番号
- 70881093
- J-GLOBAL ID
- 202001007371097873
- researchmap会員ID
- R000001791
【専門・研究テーマ】
専門分野は、犯罪心理学、中でも【捜査心理学】です。聞きなれない学問領域と思いますが、犯罪捜査に活用できる心理学的手法の研究に興味があります。2020年3月まで県警科学捜査研究所という部署で16年間、犯罪者プロファイリングやポリグラフ検査に従事していました。犯罪者プロファイリングとは、捜査機関が知り得る事件情報から、犯人に関する情報を推定する手法で、日本の犯罪捜査においても有効であることが知られています。ポリグラフ検査は、一般的に「ウソ発見」として知られてきましたが、実際には「記憶検査」の一種でこの検査も全国警察で活用されています。
また、この10年ほどは、文章を統計解析することで著者を推定する「著者識別」に関する研究に取り組むとともに、刑事・民事問わずに鑑定を行っています。筆跡鑑定が不可能な印字された文章をはじめ、近年は電子メールやLINE、Twitter、テレグラムなど電子ツールを用いたコミュニケーションが主流となっており、鑑定の需要も高まりつつあります。海外では応用例が散見される一方で、日本では事例が少ないのが現状ですが、2016年には本邦ではじめて鑑定書が証拠採用されました。それ以降、令状請求や被疑者を起訴する際の疎明資料として本鑑定が活用されており、今後も犯罪捜査など様々な場面において期待される技術といえます。
さらに、最近ではこの「著者識別」を応用し,ChatGPTといった「生成AIの文章」と「人の文章」の判別に関する研究に取り組んでおります(PLOS ONEに、研究報告(2023年8/10付け、2024年3/14付け)を2本掲載)。
研究キーワード
13経歴
3-
2020年4月 - 現在
-
2014年4月 - 2020年3月
-
2004年4月 - 2014年3月
学歴
1-
2001年4月 - 2003年3月
委員歴
1受賞
7-
2022年8月
-
2016年9月
-
2015年1月
-
2014年11月
-
2013年9月
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2011年12月
-
2010年9月
論文
44-
Personality and Individual Differences 230 112805 2024年7月 査読有り筆頭著者責任著者
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PLOS ONE 19(3) e0299031 2024年3月 査読有り筆頭著者責任著者
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目白大学心理学研究 20 55-69 2024年 査読有り筆頭著者責任著者
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心理学研究 95(2) 98-108 2024年 査読有り筆頭著者責任著者
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犯罪心理学研究 61(2) 17-29 2024年 査読有り筆頭著者責任著者
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PLOS ONE 18(8) e0288453 2023年8月 査読有り筆頭著者責任著者
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目白大学心理学研究 19 29-38 2023年 査読有り筆頭著者責任著者
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目白大学心理学研究 19 67-78 2023年 査読有り筆頭著者責任著者
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Journal of Forensic Sciences 67(6) 2367-2375 2022年 査読有り筆頭著者責任著者
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目白大学心理学研究 18 1-11 2022年 査読有り筆頭著者責任著者
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犯罪心理学研究 59(2) 1-16 2022年 査読有り筆頭著者責任著者
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行動計量学 47(2) 1-12 2020年 査読有り筆頭著者責任著者
-
日本法科学技術学会誌 25(2) 245-257 2020年 査読有り筆頭著者責任著者
-
行動計量学 46(2) 87-95 2019年 査読有り筆頭著者責任著者
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情報知識学会誌 28(3) 253-258 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
-
同志社大学ハリス理化学研究報告 59(3) 47-54 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
-
計量国語学 31(6) 417-425 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
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犯罪心理学研究 56(1) 1-12 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
-
同志社大学ハリス理化学研究報告 59(2) 57-65 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
-
行動計量学 45(1) 39-47 2018年 査読有り筆頭著者責任著者
MISC
23-
心理学ワールド 101 26-29 2023年4月 筆頭著者責任著者
-
Proceedings of the The 20th Annual Workshop of the Australasian Language Technology Association 183-187 2022年12月 査読有り
-
日本法科学技術学会誌第24回学術集会講演要旨集 150 2018年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第82回大会発表論文集 2018年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第81回大会発表論文集 387 2017年 筆頭著者責任著者
-
INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 604-605 2016年7月 筆頭著者責任著者
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INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 607-608 2016年7月 筆頭著者責任著者
-
心理学ワールド 73 46 2016年 筆頭著者責任著者
-
日本法科学技術学会誌第22回学術集会講演要旨集 159 2016年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第79回大会発表論文集 475 2015年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第78回大会発表論文集 485 2014年 筆頭著者責任著者
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日本心理学会第77回大会発表論文集 441 2013年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第74回大会発表論文集 456 2010年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第73回大会発表論文集 482 2009年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第72回大会発表論文集 423 2008年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第71回大会発表論文集 394 2007年 筆頭著者責任著者
-
日本法科学技術学会誌第12回学術集会講演要旨集 162 2006年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第70回大会発表論文集 433 2006年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第69回大会発表論文集 408 2005年 筆頭著者責任著者
-
日本心理学会第68回大会発表論文集 796 2004年 筆頭著者責任著者
書籍等出版物
6-
共立出版 2022年4月
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共立出版 2019年 (ISBN: 9784320124424)
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勉誠出版 2019年
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北大路書房 2017年
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丸善出版 2016年
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多賀出版 2011年10月 (ISBN: 9784811576619)
講演・口頭発表等
4-
人工知能学会第33回大会(招待講演,オーガナイズドセッション) 2019年 招待有り
-
日本犯罪心理学会第57回大会(ミニシンポジウム) 2019年
-
日本心理学会第78回大会(シンポジウム) 2014年
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日本心理学会第75回大会(小講演) 2011年
担当経験のある科目(授業)
4所属学協会
5Works(作品等)
1-
2020年8月26日 - 現在 その他
共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2023年4月 - 2026年3月
-
日本学術振興会 科学研究費補助金(研究成果公開促進費:学術図書)
メディア報道
16-
TVK(テレビ神奈川) News Link https://news.yahoo.co.jp/articles/e411462619505d5229dffb6c1b75db7b99f37c76 2024年8月 テレビ・ラジオ番組
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Communications of the ACM 【https://cacm.acm.org/news/can-chatgpt-learn-chinese-or-swahili/】 2024年3月 新聞・雑誌
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朝日新聞(夕刊) 2023年8月 新聞・雑誌
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産経新聞 (朝刊)一面記事 2023年8月 新聞・雑誌
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朝日新聞デジタル 2023年8月 インターネットメディア
-
産経新聞 2023年7月 新聞・雑誌
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毎日新聞 2023年5月 新聞・雑誌
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the Japan Times(ジャパンタイムズ) 2023年4月 インターネットメディア
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弁護士JPニュース 2023年4月 インターネットメディア
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TBSテレビ Nスタ 2023年3月 テレビ・ラジオ番組
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北日本新聞 2019年2月 新聞・雑誌
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北陸中日新聞 2018年9月 新聞・雑誌
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KNBラジオ 2018年9月 テレビ・ラジオ番組
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北日本新聞 2018年8月 新聞・雑誌
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富山新聞 2013年5月 新聞・雑誌
-
北日本新聞 2011年4月 新聞・雑誌
その他
3-
【学術論文】「心理学研究」,「応用心理学研究」,「日本法科学技術学会誌」,「生理心理学と精神生理学」,「PLOS ONE」,「Psychophysiology」,「Digital Scholarship in the Humanities」
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【立命館大学総合心理学部】認知心理学概論(2016年11月25日,2017年11月24日,2018年11月30日) 【同志社大学文化情報学部】テキストマイニング(2016年12月9日,2017年12月8日,2018年12月14日,2019年12月5日) 【同志社大学大学院文化情報学研究科】言語データ科学特論Ⅱ,文化情報学研究実験Ⅱ(2016年12月9日,2017年12月8日,2018年12月14日,2019年12月5日)
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・【Di-Lite3資格】データサイエンティスト検定(一般社団法人データサイエンティスト協会) ・【Di-Lite3資格】ディープラーニングG検定(ジェネラリスト検定)(2023#1 日本ディープラーニング協会)) ・【Di-Lite3資格】ITパスポート(経済産業省) ・データサイエンス数学ストラテジスト(上級)合格(公益財団法人日本数学検定協会) ・AI実装検定(A級)(AI実装検定実行委員会(AIEO)) ・Python 3 エンジニア認定基礎試験合格(一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会) ・Python 3 エンジニア認定データ分析試験合格(一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会) ・第3回公認心理師試験合格(未登録)
社会貢献活動
1