Profile Information

Affiliation
准教授, 心理学部心理カウンセリング学科, 目白大学
Degree
博士(文学)(Mar, 2011, 立命館大学)

Researcher number
70881093
J-GLOBAL ID
202001007371097873
researchmap Member ID
R000001791

【専門・研究テーマ】

 専門分野は、犯罪心理学、中でも【捜査心理学】です。聞きなれない学問領域と思いますが、犯罪捜査に活用できる心理学的手法の研究に興味があります。2020年3月まで県警科学捜査研究所という部署で16年間、犯罪者プロファイリングポリグラフ検査に従事していました。犯罪者プロファイリングとは、捜査機関が知り得る事件情報から、犯人に関する情報を推定する手法で、日本の犯罪捜査においても有効であることが知られています。ポリグラフ検査は、一般的に「ウソ発見」として知られてきましたが、実際には「記憶検査」の一種でこの検査も全国警察で活用されています。

 また、この10年ほどは、文章を統計解析することで著者を推定する「著者識別」に関する研究に取り組むとともに、刑事・民事問わずに鑑定を行っています。筆跡鑑定が不可能な印字された文章をはじめ、近年は電子メールやLINE、Twitter、テレグラムなど電子ツールを用いたコミュニケーションが主流となっており、鑑定の需要も高まりつつあります。海外では応用例が散見される一方で、日本では事例が少ないのが現状ですが、2016年には本邦ではじめて鑑定書が証拠採用されるとともに、以降令状請求や起訴する際の疎明資料として本鑑定が活用されています。今後は犯罪捜査など様々な場面において期待される技術といえます。

 さらに、最近では、上記の「著者識別」を応用し,ChatGPTといった「生成AIの文章」と「人の文章」の判別に関する研究に取り組んでおります(PLOS ONEに、研究報告(2023年8/10付け、2024年3/14付け)を2本掲載)。


Education

  1

Papers

  43

Misc.

  23

Books and Other Publications

  6

Presentations

  4

Teaching Experience

  4

Professional Memberships

  5

Works

  1

Research Projects

  2

Social Activities

  1

Media Coverage

  15

Other

  3
  • 【学術論文】「心理学研究」,「応用心理学研究」,「日本法科学技術学会誌」,「生理心理学と精神生理学」,「PLOS ONE」,「Psychophysiology」,「Digital Scholarship in the Humanities」
  • 【立命館大学総合心理学部】認知心理学概論(2016年11月25日,2017年11月24日,2018年11月30日) 【同志社大学文化情報学部】テキストマイニング(2016年12月9日,2017年12月8日,2018年12月14日,2019年12月5日) 【同志社大学大学院文化情報学研究科】言語データ科学特論Ⅱ,文化情報学研究実験Ⅱ(2016年12月9日,2017年12月8日,2018年12月14日,2019年12月5日)
  • ・【Di-Lite3資格】データサイエンティスト検定(一般社団法人データサイエンティスト協会) ・【Di-Lite3資格】ディープラーニングG検定(ジェネラリスト検定)(2023#1 日本ディープラーニング協会)) ・【Di-Lite3資格】ITパスポート(経済産業省) ・データサイエンス数学ストラテジスト(上級)合格(公益財団法人日本数学検定協会) ・AI実装検定(A級)(AI実装検定実行委員会(AIEO)) ・第3回公認心理師試験合格(未登録)