講演・口頭発表等

準周期ポテンシャル中の2軌道SU(N)冷却フェルミ原子気体に対するDMRG解析

日本物理学会第70回年次大会
  • 小林 恵太
  • ,
  • 太田 幸宏
  • ,
  • 山田 進
  • ,
  • 町田 昌彦

開催年月日
2015年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

光格子中に閉じ込められた冷却中性原子気体では固体中の電子状態と同様の状態を作り出すことができ、その高い実験制御性から量子物性のシミュレーターとして注目を集めている。近年、SrやYbなどの最外殻の電子状態を利用することにより、実効的に軌道自由度をもつ原子気体を作りだすことが可能となった。この系では軌道間にスピン交換相互作用が働くことが特徴であり、遷移金属などが示す強相関電子物性を光格子中で実現することが可能になると考えられている。本発表では2軌道SU(N)対称性を持つ原子気体に対するランダムネス(準周期ポテンシャル)の効果を密度行列繰り込み群法を用いた解析した。得られた結果として、ランダムネスの効果により反強磁性、軌道秩序相関関数が大きく発達しうることを明らかにした。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5050719