高速実験炉「常陽」の新規制基準対応と再稼働後の照射能力
5th International Workshop on Structural Materials for Innovative Nuclear Systems (SMINS-5)
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- 開催年月日
- 2019年7月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
原子力機構は、2017年3月30日に、新規制基準適合性確認のための設置変更許可申請を申請した。現在、原子力委員会により、MK-IV炉心変更, 自然現象対応及びBDBAs対策について審査を受けているところである。「常陽」MK-IV炉心は、中性子束で10$^{10}$から10$^{15}$n/cm$^{2}$s、照射温度で200$^{\circ}$Cから750$^{\circ}$Cまでの照射が、燃料領域, 反射体領域, 炉上部領域及び炉容器外照射孔で実施可能である。また、様々な照射要求にこたえるため、スペクトル調整設備、低温・高温照射技術も利用可能である。照射試験においては、中性子束, dpa及び温度が重要となる。検証された解析による精度の良い照射条件やドシメトリー技術による測定結果が試験実施者へ提供可能である。本発表では、新規制基準対応、運転再開へのスケジュール及び「常陽」照射技術について報告する。