講演・口頭発表等

マイナーアクチノイド分離用抽出剤HONTAの電子構造に関する研究

日本原子力学会2021年春の年会
  • 益田 遼太郎*
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  • 大高 咲希*
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  • 下條 竜夫*
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  • 竹内 佐年*
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  • 足立 純一*
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  • 星野 正光*
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  • 樋川 智洋
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  • 宮崎 康典
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  • 佐野 雄一
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  • 竹内 正行

開催年月日
2021年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京(online)
国・地域
日本

マイナーアクチノイド(MA; Am, Cm)に対する高い選択性及び分離性を示すHONTAの放射線分解過程における電荷移動を評価するため、HONTAの光電子分光実験を行い、イオン化エネルギー(IP)を決定するとともに、状態密度計算との比較によって、価電子領域の電子構造を明らかにした。取得したデータからHONTAのIP8.2$\pm$0.2eVと決定した。また、希釈分子であるdodecaneのIP9.5eVとの比較によって、dodecaneからHONTAへの電荷移動反応が妥当であることを確認した。また、計算との比較から、HONTAの束縛エネルギー10eV前後はアミン窒素やカルボニル酸素の不対電子、束縛エネルギーが10eVの領域ではC-H結合等に由来する$\sigma$電子と帰属した。今後、HONTAに軟X線を照射し、内殻電子励起後のオージェ崩壊から生成するHONTAの分解物を質量分析することで、ラジカルカチオンからの分解経路を調査する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5070634