結晶添加が及ぼすZMH結晶の壁面付着抑制効果の検討
化学工学会秋田大会
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2021年7月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
使用済燃料再処理のうち、せん断した燃料片を硝酸の高温溶解槽に投入する溶解工程以降、モリブデン酸ジルコニウム二水和物(ZMH)を主成分とする不溶解性物質の析出が問題となっている。難溶解性で、高温ほど析出性を示すZMHは、電熱機器表面に付着・堆積し、伝熱効率の低下や配管の閉塞等を引き起こすため、析出制御や付着抑制方法が求められる。本研究では、ZMH添加の有無による壁面付着抑制効果をZr, Mo, Teの反応溶液で検証した。添加系では、無添加系よりも壁面付着量が低下し、沈殿量が増加した。反応溶液中の元素濃度は、無添加系に比べ、添加系の変化が小さく、結晶核化が抑制されると予想された。