福島第一原発事故後における家屋内の放射性物質の沈着分布の調査
日本保健物理学会第49回研究発表会
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- 開催年月日
- 2016年6月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 弘前
- 国・地域
- 日本
原子力災害時の公衆に対する被ばく低減措置の一つとして、屋内退避が挙げられる。大気中に存在する放射性物質のうち、家屋の窓, ドア, 換気扇等の隙間を通って家屋内に侵入した放射性物質の量及び家屋内での放射性物質の分布が不明であり、屋内退避による低減効果の正確な評価が行われていない。本研究では、放射性物質が侵入しやすい部位を把握するために、隙間周辺、床面、天井等の線量を測定した。測定した結果、窓、換気扇のような目に見える隙間で線量が周囲よりも高く、この部位から放射性物質が侵入している可能性が高いことが指摘された。