2013年
都市ごみ焼却飛灰中セシウムのジオポリマー化による不溶化処理機構の解明
第24回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集
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- 巻
- 24
- 号
- 開始ページ
- 591
- 終了ページ
- 592
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- DOI
- 10.14912/jsmcwm.24.0_591
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
本研究ではアルカリ活性剤の濃度、ジオポリマーの養生条件を変化させて実験を行い、作成したジオポリマーをX線吸収微細構造分析(XAFS)分析することで、ジオポリマー化の形成条件とセシウムの化学形態変化の関係を明らかにし、不溶化メカニズムを解明することを目的とした。本論文では溶出率の高い条件・低い条件に着目し考察を行った。XAFS分析では、標準試薬、CsCl、Cs2CO3添加の試薬添加飛灰、それぞれ溶出率が低い条件、高い条件のEXAFS振動を比較した。CsClや試薬添加飛灰からは明確にジオポリマーのEXAFS振動は変化し、溶出率の高いものはCsHCO3へ、低いものはポルックス石へと変化していると推測された。したがってCsはポルックス石の形態で不溶化されることが明らかとなり、不溶化処理機構の一端が解明できた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14912/jsmcwm.24.0_591
- CiNii Articles ID : 130005470946
- CiNii Research ID : 1390001205589367040