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2012年10月

都市ごみ焼却飛灰中鉛による芳香族有機塩素化合物の生成への寄与

第23回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集, pp.421-422
  • 藤森崇
  • ,
  • 谷野佑太
  • ,
  • 大下和徹
  • ,
  • 高岡昌輝

23
開始ページ
421
終了ページ
421
記述言語
日本語
掲載種別
研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
DOI
10.14912/jsmcwm.23.0_421
出版者・発行元
一般社団法人 廃棄物資源循環学会

都市ごみ焼却飛灰中に存在する鉛は、重金属の鉛自体の持つ中毒性や飛灰の再利用といった観点から、鉛の化学形態の評価を含めた比較的詳細な研究が行われてきた。しかし、鉛と飛灰中の芳香族有機塩素化合物(Atromatic-Cls)の生成との関連性について述べた研究はほとんどない。本研究では、実飛灰および模擬飛灰を利用した定量・定性実験を行い、飛灰中鉛によるAromatic-Cls生成に果たす役割を評価した。実飛灰中の鉛の化学形態をPbのLIII端におけるX線吸収端近傍構造(XANES)により求め、先行研究との整合性を確かめた。Aromatic-Cls生成を促進すると考えられる鉛として塩化鉛を選び、非常に強い生成促進作用を持つ塩化銅または塩化鉄とを混合した模擬飛灰による加熱実験を行い、混合状態での鉛の影響を評価した。また、飛灰中鉛の化学形態の温度変化を調べ、実飛灰中で果たす鉛の役割について論じた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14912/jsmcwm.23.0_421
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005453346
ID情報
  • DOI : 10.14912/jsmcwm.23.0_421
  • CiNii Articles ID : 130005453346

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