共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年6月 - 2021年3月

手触り感覚脳内モデルの同定と形状・質感を知覚できるロボットハンドへの適用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
18K18835
体系的課題番号
JP18K18835
配分額
(総額)
6,240,000円
(直接経費)
4,800,000円
(間接経費)
1,440,000円

本研究では,まず、fMRI高磁場環境で使用できる条件を満たすため、使用材料は非磁気のプラスチック素材を選び、駆動方式は空気圧制御を採用した。それから、掌サイズと凹凸の個人差を考慮して、上下と左右をミリ単位で微調整可能かつ高空間分解度(㎜)の力学刺激を提示できる触覚実験装置を研究開発した。手触り感覚、形状・質感脳内モデルを同定できる実験タスクを考案するため、最新の研究成果を調査して大域と小域を複合した新しい触覚実験タスクを提案した。
手触り感覚脳内モデルの同定を実現するため、触覚認知の工学実験とfMRI実験を設計した。さらに、掌の(x, y)平面の各部位を、独自に研究開発して触覚実験専用デバイスを使用して時空間ダブル循環方式で掌の各部位を刺激して、脳内皮質平面(u, v)における脳活動信号を計測するfMRI予備実験を実施している。
得られた実験データはSPMなどの通用解析方法の以外に独自提案した方法も用いて解析している。手触り感覚脳内モデルの同定は、最先端の研究成果を調査収集した上、本研究の成果に基づいて検討している。
これらの成果は学術雑誌論文5件(Frontiers in human neuroscience 1件, Parkinson's Disease 1件, Information 2件, International journal of psychophysiology 1件)掲載されている。関連成果はIEEE、ICMEなどの国際会議と国内の関連学会でも6件を発表された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K18835
ID情報
  • 課題番号 : 18K18835
  • 体系的課題番号 : JP18K18835