1998年
波による傾斜底泥面の洗掘に関する研究
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE
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- 巻
- 607
- 号
- 607
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 67
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.1998.607_55
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究は河道両岸に沈積した底泥の効率的除去の一手法として, 波による洗掘について理論的・実験的に検討したものである. 固定傾斜底泥面上に作用する衝撃砕波圧を水塊の跳ね返りを考慮した運動量保存式から求め, 衝撃砕波圧算定式として定式化した. 現地河道両岸の堆積状況から, 従来の研究ではあまり議論されていない1/5勾配での砕波実験を行った. 衝撃砕波圧算定式に必要な各係数は室内実験より求めた. このとき, 衝撃圧pの力積と最大衝撃砕波圧pmによる平均力積との比kは2.5~2.7であった. また, 底泥の無次元洗掘速度 (Wsg/As)/τs/Nをpmと底泥の剪断強度τsの比 (pm/τs) の関数として表した. 実験結果から係数mは1.4, 無次元洗掘限界値 (pm/τs)c は0.37となった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscej.1998.607_55
- ISSN : 0289-7806
- ISSN : 1882-7187
- CiNii Articles ID : 10003276387
- CiNii Books ID : AN10014020