2011年8月
反復核分裂確率を用いた実効遅発中性子割合計算について
Journal of Nuclear Science and Technology
- ,
- ,
- 巻
- 48
- 号
- 8
- 開始ページ
- 1163
- 終了ページ
- 1169
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.48.1163
- 出版者・発行元
- Atomic Energy Society of Japan
実効遅発中性子割合$\beta_{eff}$は、反復核分裂確率(IFP)の概念に基づくことにより、十分に大きい世代数をとった場合、連続エネルギーモンテカルロ法を用いて精度よく計算することが可能である。IFPに基づく$\beta_{eff}$の計算において必要とされる世代数を決定論的に定量化するため、世代依存の重要度関数を$\beta_{eff}$の計算に導入した。さらに、IFPの計算において、必要な世代数を最小化するための最も適切な核特性パラメータを導出した。数値計算の結果、IFPに基づく$\beta_{eff}$の計算では数世代を考慮する必要があること、適切な核特性パラメータを用いることにより、必要な世代数を低減できることを示した。また、モンテカルロ法による$\beta_{eff}$計算のための効率的な計算方法を提案した。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.3327/jnst.48.1163
- ISSN : 0022-3131
- CiNii Articles ID : 10029130347
- CiNii Books ID : AA00703720