神原 陽一

J-GLOBALへ         更新日: 18/11/21 03:26
 
アバター
研究者氏名
神原 陽一
 
カミハラ ヨウイチ
ハンドル
超伝どうでしょう
URL
https://sites.google.com/site/2010mklab/
所属
慶應義塾大学
部署
理工学部物理情報工学科
職名
准教授
学位
博士(工学) 慶應義塾大学(慶應義塾大学)
科研費研究者番号
50524055

研究分野

 
 

経歴

 
2005年4月
 - 
2008年9月
科学技術振興機構(JST) 細野透明電子活性プロジェクト 研究員
 
2008年10月
 - 
2010年3月
東京工業大学 応用セラミックス研究所 特別研究員
 
2008年10月
 - 
2010年3月
科学技術振興機構(JST) 新規材料による高温超伝導基盤技術 さきがけタイプ研究員
 
2010年4月
 - 
2011年3月
慶應義塾大学 理工学部物理情報工学科 2年J組担任
 
2010年4月
 - 
2012年3月
慶應義塾大学 理工学部物理情報工学科 専任講師
 

学歴

 
 
 - 
2005年3月
慶應義塾大学 理工学研究科 基礎理工学専攻
 

委員歴

 
2017年6月
 - 
2017年9月
日本磁気学会  第41回 日本磁気学会学術講演会 実行委員会(企画幹事)
 
2017年3月
 - 
2022年3月
日本材料科学会  マテリアルズ・インフォマティクス基礎研究会プログラム委員
 
2016年6月
 - 
2017年5月
日本磁気学会  第39回日本磁気学会サマースクール サブオーガナイザー
 
2016年6月
 - 
2016年9月
日本磁気学会  第40回 日本磁気学会学術講演会 実行委員会
 
2016年4月
   
 
日本材料科学会  国際交流委員会 委員
 

受賞

 
2017年8月
The Materials Science Society of Japan Best Poster Awards Japan
受賞者: Tatsuki KATO, Kunihiro KIHOU, Chul-Ho LEE, Yoichi KAMIHARA
 
ポスター発表者の内, 約15-20%の方が受賞
2013年3月
第18回日本物理学会論文賞
受賞者: Yusuke NAKAI; Kenji ISHIDA; Yoichi KAMIHARA, Masahiro, HIRANO, Hideo HOSONO
 
2009年4月
第13回超伝導科学技術賞 オキシニクタイド高温超伝導体の発見
受賞者: 細野 秀雄, 平野 正浩, 神原 陽一
 
2009年3月
第3回 日本物理学会若手奨励賞 層状鉄系オキシニクタイトにおける超伝導の発見
受賞者: 神原 陽一
 
2008年12月
IUMRS-ICA 2008 The Young Researcher Award
受賞者: KAMIHARA Yoichi
 

論文

 
東伸彦,加藤達輝,中西愛,的場正憲,木方邦宏,李 哲虎,神原陽一
材料の科学と工学   55(5) 168-172   2018年11月   [査読有り]
非ドープのLaCuSeOは、電気的に絶縁体である混合アニオン層状化合物であり、その光学バンドギャップは2.7 eVである。一軸加圧熱処理により、c軸に対する配向性の異なる面を試料中に作成した。試料の光学バンドギャップは一軸加圧熱処理による化学組成変化により2.6 eVとなり小さくなった。 Katoらの報告(2018)で示された輸送現象における異方性を考慮すると、c軸方向に対するギャップ内準位に異方性があると示唆された。
中西愛, 木下拓郎, 的場正憲, 神原陽一
材料の科学と工学   55(5) 173-179   2018年11月   [査読有り]
2012年にKitanoらにより室温で安定な電子化物(エレクトライド)[Ca24Al28O64]4+(e-)4 (Ru/C12A7:e-)を担体とし, Ru金属微粒子を担持した構造が, アンモニア合成の高効率触媒として働くことが報告された. われわれは, その機構を密度汎関数理論を用いて, 部分的ながら解析した. スラブモデルを用いて, C12A7:e-上に存在するRu原子層の安定性を検討したところ, Ru原子層一層の場合にのみ, C12A7とRuの双方が固体表面に安定に露出することが明ら...
保科 静香, 黒澤 景一, 高橋 翔太, 加藤 浩太, 吉村 公佑, 奥村 幸弘, 松本 尚貴, 横山 雅彦, 中田 正文, 日比谷 孟俊, 神原 陽一
RADIOISOTOPES   67(11) 537-549   2018年11月   [査読有り]
福島第一原子力発電所事故由来の134Cs の分布を,南東北,北関東,南関東,及び甲信越などの
山岳地域において,シンチレーションスペクトロメータを用いて測定した。吾妻山及び八溝山で
は,高度が低くなると放射線強度が増し,一方,御前山,及び大山では高度が高くなると放射線
強度が増すことがわかった。このことは,特定の高度にその中心を有する放射性物質雲(プルー
ム)が存在し移動したことを示唆している。
S. Hirai, K. Morita, K. Yasuoka, T. Shibuya, Y. Tojo, Y. Kamihara, A. Miura, H. Suzuki, T. Ohno, T. Matsuda, and S. Yagi
Journal of Materials Chemistry A   6(31) 15102_1-15102_8   2018年7月   [査読有り]
混合アニオン層状化合物の一種であるSr2VFeAsO3-deltaは酸素量の変化により, その超伝導転移温度が変化することが知られている。本論文では、Sr2VFeAsO3-deltaの酸素発生反応、すなわち水分解反応の触媒としての機能を新たに報告する。さらに計算機シミュレーションにより、水分解に寄与する結晶学的な特徴を明らかにした。
Synthesis, crystal structure, and thermoelectric properties of layered antimony-selenides REOSbSe2 (RE = La, Ce)
Y. Goto, A. Miura, R. Sakagami, Y. Kamihara, C. Moriyoshi, Y. Kuroiwa, Y. Mizuguchi
Journal of the Physical Society of Japan   87(7) 074703_1-074703_6   2018年6月   [査読有り]
混合アニオン層状化合物の一種であるREOSbSe2 (RE = La, Ce)の高温輸送特性を報告する。REOSbSe2は、空間群P4/nmmであり、SbSe2層とReO層が交互に積層した構造を示す。 RE = La, Ce のいずれの場合も、n型の半導体である。 RE = La と RE = Ce の光学バンドギャップはそれぞれ 1.0 eV と 0.6 eVである。REOSbSe2は比較的低い熱伝導率を示す。

Misc

 
神原 陽一
低温工学   52(6) 415-421   2017年11月   [査読有り][依頼有り]
超電導体の発見は1911年であり, それから100年余りが経過した。鉄系高温超電体は, その歴史のうちで, 常圧において58 Kの転移温度を示す, 比較的高温の超電導体として位置づけられている。応用面では, 高磁場下での使用に期待が集まっている。鉄系高温超電導体を使用した線材は, ex-situ PIT法により作製可能であり, その合成温度は300deg. C付近のため, PIT法により作製される銅酸化物線材に比べ低温である。
鉄系高温超電導体発見のこぼれ話とその後の新材料
神原 陽一
低温工学   52(6) 383-388   2017年11月   [査読有り][依頼有り]
2011年に執筆した「鉄系高温超伝導体発見秘話」の続編として, 鉄系高温超伝導体発見に関わる経緯, 当時の騒動, その後発見された新材料, 及び応用面での課題について2017年9月の時点での最新情報をまとめて述べた。

書籍等出版物

 
Y. Kamihara, H. Hosono
Elsevier   2016年3月   ISBN:978-0-12-801639-8
フッ化物をドーパントとして利用した鉄系超伝導体の合成方法、線材作製方法、化学分析方法, 及び電子状態の測定と計算手法について概説した。 これまでに報告された鉄系超伝導体を用いた超伝導線材の作製には正確な電子磁気状態相図の理解が重要である。X線回折、メウバウワ分光、及び電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)を使用した結果としての電子磁気状態相図、及び試料の化学組成を紹介する。
神原 陽一
国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター   2016年3月   
鉄系高温超伝導体を含む層状混合アニオン化合物の結晶学的な性質を紹介し, 化学組成の評価方法, 電子磁気状態相図を複数示した。鉄系高温超伝導体の応用には、その目的を明らかにする必要があり、また幾つかの技術的な課題のあることを説明した。
神原 陽一
朝倉書店   2014年12月   ISBN:978-4-254-24020-7
鉄系高温超伝導体の転移温度(Tc)は55 Kに上る。この値は液体窒素の沸点よりは低いが液体水素の沸点20.28 Kの2倍以上の値である。現在、Nb-TiやNb3Snなどの合金や金属間化合物を利用した超伝導線材が普及しているが、既存の超伝導材料は安定動作に高価な液体ヘリウムを冷媒として必要とする。しかし, 鉄系高温超伝導体はヘリウムを使用せずに安定動作する超伝導線材候補として有望である。
平松 秀典,神原 陽一 (担当:共著, 範囲:第3章, 3節, 層状化合物, pp. 71-93)
シーエムシー出版   2006年11月   
代表的な2種類の層状混合アニオン化合物(オキシカルコゲナイド、オキシプニクタイド)の電子材料としての機能をまとめた。オキシカルコゲナイドに関しては、エピタキシャル膜の作製と、p型縮退伝導の達成を紹介した。オキシプニクタイドに関しては、そのうちの1つであるLaFeOP (= LaFePO)は“磁気秩序の消失した常磁性金属”であり、超伝導を示すことを紹介し、高温超伝導体発見の可能性に言及した。この予言は2008年に自ら実証した。
CrスピネルおよびMnペロブスカイト関連硫化物の異常磁気物性と相間電子状態
神原 陽一
2005年3月   
スピネル型カルコゲン化物および層状Mn酸化硫化物に対しバンドフィリング制御を行い、 Tcの制御を実現した。 スピネル型Fe0.5Cu0.5Cr2S4は350 Kではp型がn型よりも2倍の磁気抵抗を示すことが明らかになった。層状Mn酸化硫化物Sr2CuMnS O3及びSr4Cu2Mn3S2 O7.5を対象にバンドフィリング制御によるオキシ硫化物半導体の設計指針を得た。磁気ポーラロン濃度および有効質量の変化により磁気抵抗性能の向上を証明した。

講演・口頭発表等

 
K. Kaneyasu, M. Matoba, Y. Kamihara
The 5th Korea-Japan International Seminar on Materials Science and Engineering (KJMST2018), A Joint seminar with 2018 Fall conference of the Materials Research Society of Korea   2018年11月8日   K-MRS, MSSJ
鉄系高温超伝導体のLa(Ca)FeAsO(F)はLaFeAsOを母相とした室温合成が可能な化学組成としては、最高の超伝導転移温度(Tc) 31.5 K を示す。 La(Ca)FeAsO(F)の磁性、格子定数の変化、及び局所構造変化を報告する。
R. Sakagami, H. Karimata, N. Azuma, M. Yamaguchi, S. Iwasaki, Y. Goto, Y. Mizuguchi, M. Matoba, Y. Kamihara
The 5th Korea-Japan International Seminar on Materials Science and Engineering (KJMST2018), A Joint seminar with 2018 Fall conference of the Materials Research Society of Korea   2018年11月8日   K-MRS, MSSJ
六方晶EuSn2As2はその格子にファンデルワールス結合を有する金属間化合物である。Sn2As2層とEu層が積層しており、代表的な熱電変換材料であるBi2Te3と晶系と化学結合は類似している。我々は低空隙率の多結晶EuSn2As2を作製し、その熱電変換性能を明らかにした。
M. Nakanishi, M. Matoba, Y. Kamihara
The 5th Korea-Japan International Seminar on Materials Science and Engineering (KJMST2018), A Joint seminar with 2018 Fall conference of the Materials Research Society of Korea   2018年11月8日   K-MRS, MSSJ
熱電変換材料の性能は無次元性能指数ZT=S2σT/κ、すなわちゼーベック係数(S)、電気伝導率(σ)、絶対温度(T)、熱伝導率(κ)より定義される。ZTが1を超えると実用的な熱電材料といえる。混合アニオン層状化合物の1111系BiCuSeOは1付近のZTを示すことが知られている。われわれは1111系AeMnPnF (Ae: アルカリ土類)の熱電変換性能を非経験的計算により部分的に予想した。
KAMIHARA Yoichi
The 5th Korea-Japan International Seminar on Materials Science and Engineering (KJMST2018), A Joint seminar with 2018 Fall conference of the Materials Research Society of Korea   2018年11月8日   K-MRS, MSSJ
ペロブスカイト型酸化物は強誘電体や強磁性体を含む機能性材料である。その電気的磁気的性質は1970年にGoodenoughとLongonによりまとめられた。このペロブスカイト関連層状酸化物をふくむ混合アニオン層状化合物Sr2TMFeAsO3-, (TM: Cr, V)の磁性を報告する。
Internal magnetic fields in mixed anion layered compound, Sr2VFeAsO3-delta
Y. Tojo, T. Nakamura, H. Fujioka, M. Matoba, S. Kitao, M. Seto, Y. Kamihara
16th International Conference on Megagauss Magentic Field Generation and Related Topics (MG-XVI)   2018年9月   
混合アニオン層状化合物であり、超伝導体であるSr2VFeAsO3の酸素量を系統的に変化させて57Feメスバウワ分光の報告をおこなった。異性体シフト、四重極分裂、吸収線の半値幅の温度変化をそれぞれ明らかにし、低温での内部磁場の増大、すなわちFeの反強磁性相の出現を報告した。

担当経験のある科目

 
 

Works

 
リバネスとトムソン・ロイター   その他   
Web of Science などの, 論文検索機能をエンジニアや科学者以外の方にもわかりやすく紹介する動画に, 店員として出演した.
リバネスとトムソン・ロイター   その他   
Web of Science などの, 論文検索機能をエンジニアや科学者以外の方にもわかりやすく紹介する動画に, 店員として出演した.
リバネスとトムソン・ロイター   その他   
Web of Science などの, 論文検索機能をエンジニアや科学者以外の方にもわかりやすく紹介する動画に, 店員として出演した.

競争的資金等の研究課題

 
高温超伝導体を含む層状混合アニオン化合物に対するアニオン置換に関する研究
東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究: 平成29年度共同利用研究一般C
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 神原陽一
独立行政法人日本科学技術振興会: 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会)
研究期間: 2018年4月 - 2021年3月    代表者: 小濱 芳允 (東京大学, 物性研究所, 准教授)
生体鋳型により成型された超伝導マイクロワイヤの輸送超伝導転移温度の評価(基盤共同研究, 課題番号: 20181055)
平成30年度 物質・デバイス領域共同研究拠点(北海道大学電子科学研究所): 
研究期間: 2018年4月 - 2019年3月    代表者: 神原陽一
独立行政法人日本科学技術振興会: 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会)
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 三浦正志(成蹊大学理工学部教授)
高温超伝導体を含む層状混合アニオン化合物に対するアニオン置換に関する研究
東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究: 平成29年度共同利用研究一般C
研究期間: 2017年4月 - 2018年3月    代表者: 神原陽一

特許

 
WO2009JP52714 : 高温超伝導化合物
細野 秀雄, 神原 陽一, 平野 正浩, 神谷 利夫, 柳 博
2018-055975 : 混合アニオン化合物鉄系超電導線材とその製造方法
神原陽一, 的場正憲, 藤乘優治郎, 岩崎秀
Powder-in-tubeと酸素欠損制御により混合アニオン化合物鉄系超伝導体をコアとした超伝導線材を可能とする技術を提供する。
2016-58725 (P2016-58725A) : 層状ビスマスカルコゲナイド系熱電材料及びその製造方法
5440879 : 層状化合物及び超伝導体並びにそれらの製造方法
5518295 : 層状化合物及び超伝導体ならびにそれらの製造方法
細野 秀雄, 柳 博, 神谷 利夫, 松石 聡, 金 聖雄, 尹 錫奎, 平松 秀典, 平野 正浩, 野村 尚利, 神原 陽一