2015年3月
地域理学療法を実施している高齢パーキンソン病患者の栄養状態
理学療法京都
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- 巻
- 号
- 44
- 開始ページ
- 72
- 終了ページ
- 78
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)京都府理学療法士会
【目的】Geriatric Nutritional Risk Index(GNRI)を使用し、地域で理学療法を実施している高齢パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)患者の栄養リスクについて調査を行った。【方法】PD患者50名のGNRIを算出し、栄養の重症度リスクを分類した。また、Hoehn-Yahrの重症度分類(H-Y分類)、GNRIスコア、体格指数(Body mass index;BMI)それぞれの関連性ついて検討した。【結果】栄養リスクありは28名(56%)であった。GNRIスコアとH-Y分類は高い負の相関を示した(r=-0.76,p<0.001)。BMIとH-Y分類は弱い負の相関を示した(r=-0.36,p<0.01)。【考察】地域で理学療法を実施している高齢PD患者の栄養リスクは高い状態であった。PD患者の栄養状態の把握は必要不可欠であり、他職種が連携し、適切な栄養療法を実施することがリハビリテーションプログラムには必要である。PDの理学療法において、栄養状態を考慮する必要性が示唆された。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1346-1710
- 医中誌Web ID : 2015268216