MISC

2004年10月

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JAERI-Review-2004-021
  • 大野 修司
  • ,
  • 佐藤 勇
  • ,
  • 中桐 俊男
  • ,
  • 廣沢 孝志
  • ,
  • 宮原 信哉
  • ,
  • 滑川 卓志

開始ページ
199
終了ページ
208
記述言語
英語
掲載種別

過渡加熱条件下における混合酸化物燃料からの核分裂生成物(FP)の放出に関する炉外実験を実施した。実験に使用した燃料はプルトニウム割合が30質量\%であり、高速実験炉「常陽」で65GWd/tまで照射したものである。実験は2回(FP-1とFP-2)実施した。FP-1では燃料サンプルをまず2000$^{\circ}$Cに、次に3000$^{\circ}$Cまで加熱し、30分間保持した。FP-2では加熱温度を1500$^{\circ}$C、2500$^{\circ}$Cとし保持時間は同様に30分間とした。揮発性FPであるCsの放出は、燃料サンプルの加熱後すぐに検出された。放出速度は、数分後にピークを持った後、燃料マトリックス中の拡散過程により徐々に低下した。見かけの拡散係数は軽水炉燃料を使った既往実験で報告されている結果に良く一致した。放出割合は両実験で同じ結果であり、Csは約100\%、Sbは約100\%、Ruは約10\%、CeとEuは約0\%であった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4055148

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