Np含有MOXの融点測定
日本原子力学会2021年秋の大会
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- 開催年月日
- 2021年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 札幌(online)
- 国・地域
- 日本
高速炉用MOX燃料は運転中に溶融しないことが設計条件となるため、融点のデータが必要となる。これまでに原子力機構ではサーマルアレスト法によりMOX燃料の融点が取得され、Pu含有率, Am含有率及びO/Mの依存性を評価したデータが報告されている。本研究では、過去にデータが取られていないNp含有MOXの融点測定を実施した。Pu含有率が30at\%の条件では、Np含有率1at\%あたり0$\sim$2$^{\circ}$C融点が低下する結果が得られた。(U,Pu)O$_{2}$系ではPu含有率1at\%で約3$^{\circ}$Cの融点低下、(U,Pu,Am)O$_{2}$系ではAm含有率1at\%では約4$^{\circ}$Cの融点低下が報告されており、Pu, Amの影響と比較するとNp含有による融点低下の影響は小さい結果となった。