2008年5月22日
領域拡張法と確率アトラスを用いた3次元非造影腹部CT画像からの肝臓領域抽出法
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学
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- 巻
- 108
- 号
- 45
- 開始ページ
- 81
- 終了ページ
- 85
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
本研究では,3次元非造影腹部CT画像からの肝臓領域抽出法を提案する.肝臓領域はCT値が類似した胃や脾臓などが隣接し,境界が不明瞭であるため,領域拡張法では肝臓領域のみを抽出することは困難である.また,確率アトラスを用いて他臓器の誤抽出を防ぐ方法が提案されているが,肝臓境界を高精度に抽出することは困難である.そこで本手法では,領域拡張法によりおおまかな肝臓領域抽出を行った後,領域拡張法で得られた開始点近傍とその他の領域との相関と確率アトラスを組み合わせることで,高精度での肝臓領域抽出を行う.本手法を3次元非造影腹部CT画像10症例に適用した結果,領域拡張法のみ,および確率アトラスのみを用いて抽出を行った場合と比較して抽出精度の向上を確認した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110006862240
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013006
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/9527390
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110006862240
- CiNii Books ID : AN10013006