MISC

2020年9月

木材用接着剤の物質フローモデル推定

廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
  • 竹内 直輝
  • ,
  • 土谷 悠真
  • ,
  • 平井 康宏
  • ,
  • 矢野 順也
  • ,
  • 酒井 伸一

31
開始ページ
29
終了ページ
29
記述言語
日本語
掲載種別
研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
DOI
10.14912/jsmcwm.31.0_29
出版者・発行元
一般社団法人 廃棄物資源循環学会

木質材料はカーボンニュートラルな製品であるが、製造時に使用される接着剤は化石資源由来であり焼却処理時に化石由来CO2が発生する。本研究は未推定となっている木質材料由来CO2排出量の推定を目的とし、1970年から2050年までの廃木質材料・廃接着剤を予測する「木質材料・接着剤フロー推定モデル」を構築した。対象の木質材料は合板・パーティクルボードなど5種類、接着剤はユリア樹脂系・フェノール樹脂系など4種類、製品の用途は建築物・家具など4種類とした。接着剤由来CO2排出量は、2018年に約33万トン 、2030年代に約38万トンに達すると推定された。接着剤別では1990年から2000年頃まではユリア樹脂系が大半を占めるが、その後フェノール樹脂系の寄与が急増した。用途別では、住宅や家具など耐久財の廃棄物による寄与が大きく、接着剤への対策の効果が反映されるには長期間を要することが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14912/jsmcwm.31.0_29
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007947984
ID情報
  • DOI : 10.14912/jsmcwm.31.0_29
  • CiNii Articles ID : 130007947984

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