論文

査読有り
2013年11月28日

相関ルールマイニングを用いたメソッドの命名方法の分析

ソフトウェア工学の基礎 XX
  • 柏原 由紀
  • ,
  • 鬼塚 勇弥
  • ,
  • 石尾 隆
  • ,
  • 早瀬 康裕
  • ,
  • 山本 哲男
  • ,
  • 井上 克郎

開始ページ
25
終了ページ
35
記述言語
日本語
掲載種別

ソースコード中の識別子がその役割を正しく表現していない場合,プログラムの理解に時間がかかることが知られている.識別子の中でも,メソッドにはその動作と対象を表すような名前を用いることが推奨されているが,一般的なガイドラインにはメソッドに対して具体的にどの単語を使って命名したほうがよいかということは明記されていない.そこで本研究では,メソッド名に使われる動詞に注目し,メソッドの命名にどのような規則があるのかを明らかにするために調査を行った.相関ルールマイニングを用いてメソッドとその名前の対応関係を自動で抽出して分析した結果,抽出したルールの中にメソッドとその名前の関係を表す規則となりうるルールがあることを確認した.また,メソッド名はメソッド内部の情報と関係が強いことを確認した.

エクスポート
BibTeX RIS