本研究では、軽水炉シビアアクシデント時の事故解析コードTHALES2を用いて福島第一原子力発電所事故における事故の進展及びソースタームの検討を進めている。福島第一原子力発電所2号機の事故において、現時点で把握されている事象や運転員操作を可能な限り模擬した解析を実施し、事故の進展について検討した。さらに、結果の妥当性検討のために、ほぼ同じ条件で米国のシビアアクシデント解析コードMELCORを用いた解析を実施し、相互比較により、両コードの結果はほぼ同様の傾向が得られること確認した。