MISC

2019年

骨髄異形成症候群の病態におけるHIF1Aの役割

臨床血液
  • 林 嘉宏

60
7
開始ページ
818
終了ページ
823
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人 日本血液学会

<p>近年の次世代シークエンス技術の進歩により,骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndromes, MDS)における遺伝子変異プロファイルの全容がほぼ明らかになった。しかし,これら多様な遺伝子型が,最終的に共通する臨床表現型へと集約されていく機序は不明であった。最近,著者らは,HIF1AがMDSの発症において中心的役割を担う病態生物学的因子であることを明らかにした。MDS患者全般においてリスク分類に関わらずHIF1Aの活性化がみられること,主要なMDS関連遺伝子変異がHIF1Aの活性化を誘導することを明らかにした。また,HIF1A/ARNTシグナル経路の恒常的活性化がマウスに多彩なMDSの表現型を発症させること,さらに,HIF1Aの抑制によりMDSの表現型が改善することを示した。本研究成果によりMDSの病態解明がさらに進むことが期待される。</p>

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007688027
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000403514864

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