2008年2月7日
リソース計測に基づく適応的トラフィックエンジニアリング手法の提案
電子情報通信学会技術研究報告 情報ネットワーク
- ,
- 巻
- 107
- 号
- 483
- 開始ページ
- 71
- 終了ページ
- 74
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
文字、画像、音声、映像など様々なメディアを統合して作られるマルチメディアコンテンツは、インターネットの普及、ことにWWWの利用の成熟に従ってここ10年間で飛躍的な発展を遂げた.特にネットワーク上の映像中継については低ビットレートのWebカム等による定点定常動画配信に始まり、ブロードバンド化や高品質ネットワーク網が整備されるにつれて、より高いビットレートのHD (High Definition)映像等を伝送する試みが行われている.1080pや1080iのフルHD映像やDVTS映像を中継するためには20〜30Mbpsの帯域を必要とするが、複数の映像ソースからの多数の中継を実現するためには、クロストラフィックの発生等による伝送品質の低下を避けるためにネットワークアレンジが必須となる.この複雑なネットワークアレンジを自動化するために様々なTE (Traffic Engineering)手法が考案されている.本稿では始点ノードと宛先ノードの組により送付先を決定するsource-destinationルーティングを用いてTEを行い、全拠点からサンプリングされたトラフィック情報を中央ノードが収集し、そのトラフィック状況に最適なルーティングの組み合わせを探索し経路制御表を決定するトップダウン的アプローチを提案する.シミュレーションでの評価を行い、本手法の有効性について述べる.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110006935779
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013072
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110006935779
- CiNii Books ID : AN10013072