論文

査読有り
2008年3月

片方向遅延を用いたネットワークトラフィックの適応的負荷分散手法

情報処理学会論文誌
  • 柏崎 礼生
  • ,
  • 小林 悟史
  • ,
  • 河合 修吾
  • ,
  • 大石 憲且
  • ,
  • 高井 昌彰

49
3
開始ページ
1194
終了ページ
1203
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人情報処理学会

インターネットが普及し利用が熟成するにつれ,トラフィック要求の恒常的な増加・複雑化が問題となっている.過大なトラフィックが1つの経路制御ノードに集中すると輻輳が生じ,伝送遅延の増大,パケット損失が発生するほか,再送により輻輳はより悪化して他の経路制御ノードにまで影響が伝播する.このため,輻輳の発生を回避し回線品質を保つために,ネットワークの帯域,経路制御ノードの処理能力をより有効に利用するための様々なトラフィックエンジニアリング(TE)技術が研究・開発されている.しかし既存のオフライン方式のTE手法は時間即応性に欠け,トポロジの変化に対応できない.またオンライン方式のTE手法も単一障害点の問題や複雑なトポロジのネットワークに適用する困難さが指摘されている.本論文では筆者らが提案した遅延時間を用いた適応的経路制御手法を改良し,片方向遅延を用いたアルゴリズムNREI (Network adaptive Routing for Environmental Intelligence)を提案する.IPネットワークで評価実験を行い,提案アルゴリズムを利用しない静的ルーティングを行った結果と比較し,提案手法はトラフィック要求の増大および経路の遅延の悪化に対して適応的な負荷分散を実現できることが確認できた.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006644518

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