2020年12月
気体状四酸化ルテニウムの化学形変化挙動に与える窒素酸化物の影響
JAEA-Research 2020-014
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- 開始ページ
- 33
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-research-2020-014
使用済核燃料の再処理施設における高レベル濃縮廃液の蒸発乾固事故を考慮した場合、ルテニウムは揮発性の化合物を形成し、廃液中の放射性元素の中で比較的高い放出割合となりうる重要な元素である。本研究では、蒸発乾固事故に対する安全性評価に資することを目的として、気体状四酸化ルテニウム(RuO$_{4}$(g))の化学形変化挙動に与える窒素酸化物(NOx)の影響を実験的に評価した。その結果、RuO$_{4}$(g)の分解速度は一酸化窒素や二酸化窒素を添加しない場合よりも添加した場合の方が遅く、これらのNOxはRuO$_{4}$(g)を安定化することが明らかになった。また、安定化効果は二酸化窒素の方が高かった。
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- DOI : 10.11484/jaea-research-2020-014