論文

査読有り
2022年10月

グローブボックスパネル材料の燃焼で生じた煤煙負荷によって誘発されたHEPAフィルタの目詰り特性

Nuclear Technology
  • 田代 信介
  • ,
  • 大野 卓也
  • ,
  • 天野 祐希
  • ,
  • 吉田 涼一朗
  • ,
  • 渡邉 浩二*
  • ,
  • 阿部 仁

208
10
開始ページ
1553
終了ページ
1561
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1080/00295450.2022.2045179

グローブボックス(GB)火災における放射性物質の閉じ込め安全性の評価に寄与するために、代表的なGBパネル材料であるポリメチルメタクリエート(PMMA)およびポリカーボネート(PC)の燃焼試験を比較的大型の試験装置を用いて行った。閉じ込め安全性を評価するための重要なデータとして、燃焼物質から発生した煤煙の放出割合と粒径分布を得た。さらに、煤煙負荷による高性能エア(HEPA)フィルタの差圧($\Delta$P)の上昇も検討した。その結果、PCからの煤煙の放出割合はPMMAの場合よりも約7倍大きかった。さらに煤煙粒子の体積負荷の効果を考慮することにより、煤煙負荷体積量が低い領域における差圧の上昇挙動は、燃焼物質の種類によらず統一的に表現できる可能性を見出した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1080/00295450.2022.2045179
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5074069
ID情報
  • DOI : 10.1080/00295450.2022.2045179
  • ISSN : 0029-5450

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