2018年4月 - 2020年3月
3次元グラフェンによる高感度ガスセンサーの開発
日本学術振興会 科学研究費/若手研究 若手研究
- 課題番号
- 18K14174
- 体系的課題番号
- JP18K14174
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 6,110,000円
- (直接経費)
- 4,700,000円
- (間接経費)
- 1,410,000円
- 資金種別
- 競争的資金
2次元グラフェンの特性を良く引き継いだ多孔質グラフェンを用いてガスセンサーの開発を行った。ガス分子検出の高感度化を達成するために改良ハンマー法を用いて酸化還元処理をしたグラフェンをセンサー部とし、アルゴンガスで希釈した様々な測定対象ガスを流しながら電気抵抗の変化を計測した。その結果、ppmオーダーのガス体積濃度領域において水素ガスでは抵抗値が下がり、酸素と二酸化炭素ガスでは抵抗値が上昇することが明らかとなった。特に水素ガスでは、体積濃度0.01 ppmまで検出が可能であることが確認された。立体的な多孔質構造を持つ酸化還元グラフェンはガス検出の高感度化に大きく貢献することを明らかにできた。
- ID情報
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- 課題番号 : 18K14174
- 体系的課題番号 : JP18K14174