1997年4月 - 1999年3月
人間行動を考慮した環境低負荷型新都市エネルギーシステムに関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究A 基盤研究(A)
研究は、3つのグループによって行われた。3つとは、1)一般住民の省エネルギー意識・地球環境問題に対する意識をまず探り、次に教育啓発を行って新しいライフスタイルへと導いていく方策を検討すること、2)実際の住環境を調査し、エネルギーの使われ方と居住環境の対応を調べ、よりよい住環境を提案すること、3)上記の結果を受けて、新エネルギーシステムの導入などを考慮してシミュレーションを行い、新しい住宅のエネルギーシステムの提案と都市エネルギーシステムの構築のための基礎的情報を提供すること、である。
1)について、まず、H9年度に地球環境問題に対する一般住民の意識改造を把握することを目的に東京・大阪・名古屋・三重の4都市7地区で意識調査を実施した。その結果を踏まえ、H10年度には、動機付け機能を組み込んだアンケート調査を行い、その意識啓発効果について検討した。また、H11年度は動機付けアンケート調査の結果の分析を進めるとともに、追跡調査を行い、意識啓発効果の持続性の測定を行った。2)は、H10年度とH11年度に、東京・大阪・名古屋の3都市6地区において、それぞれ10件程度の住宅を対象に、夏季・冬季それぞれ1ヶ月程度の連続測定を行った。この結果の解析を進め、冷房・暖房を中心に住まい方のパターン分類とエネルギー消費量の関係について分析を行った。3)については、住宅を対象に、1)の意識調査、2)の冷暖房や住まい方パターンとエネルギー消費量を基礎データとして、種々の条件でエネルギーシミュレーションを行った。
1)について、まず、H9年度に地球環境問題に対する一般住民の意識改造を把握することを目的に東京・大阪・名古屋・三重の4都市7地区で意識調査を実施した。その結果を踏まえ、H10年度には、動機付け機能を組み込んだアンケート調査を行い、その意識啓発効果について検討した。また、H11年度は動機付けアンケート調査の結果の分析を進めるとともに、追跡調査を行い、意識啓発効果の持続性の測定を行った。2)は、H10年度とH11年度に、東京・大阪・名古屋の3都市6地区において、それぞれ10件程度の住宅を対象に、夏季・冬季それぞれ1ヶ月程度の連続測定を行った。この結果の解析を進め、冷房・暖房を中心に住まい方のパターン分類とエネルギー消費量の関係について分析を行った。3)については、住宅を対象に、1)の意識調査、2)の冷暖房や住まい方パターンとエネルギー消費量を基礎データとして、種々の条件でエネルギーシミュレーションを行った。
- ID情報
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- 課題番号 : 09355019
- 体系的課題番号 : JP09355019