2014年4月 - 2017年3月
二酸化チタンバイオセラミックスの傾斜機能調節機構の確立
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では細胞培養系におけるTiO2の影響を調べることにした.ルチル型TiO2を用いて,1300℃TiO2焼結体を用いて細胞培養実験を行った.MC3T3-E1細胞を試料上で培養し,7,14,21,28日間後の生細胞数ならびに細胞形態像を観察し,以下の結果を得た.1300℃TiO2焼結体では,焼成前と比較し,結晶粒子の増大,気孔の減少が観察された.培養時間の増加は,細胞増殖の増大を示し,生細胞数はおよびALP活性は対照群と比較し,1300℃TiO2焼結体の方が高い値を呈した.以上のことより,1300℃TiO2焼結体はMC3T3-E1細胞に対し良好な親和性およびALP活性の上昇を示した.
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- 課題番号 : 26870674
- 体系的課題番号 : JP26870674