高速炉構造材料の照射損傷管理技術に関する研究開発
日本保全学会第7回学術講演会
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- 開催年月日
- 2010年7月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 御前崎
- 国・地域
- 日本
長寿命高速増殖炉(FBR)プラントの健全性を確保するためには、構造材料に対する中性子照射損傷の適切な管理が重要である。そのためには、照射損傷評価に有効な単一指標又は複数指標の組合せを開発する必要がある。本研究では、弾き出し損傷量,He生成量、及び両者の比を候補指標として、高速炉用SUS316の引張特性及びクリープ特性評価への有効性を、FBR構造材料の想定照射範囲(弾き出し損傷量:約1dpaまで、He生成量:約30appmまで)で検討した。その結果、弾き出し損傷量が最も有望であることがわかった。さらに、振動試料型磁力計を用いた弾き出し損傷量の非破壊評価法についても紹介した。