論文

査読有り
2014年11月

ナトリウム冷却高速炉開発の概括

Progress in Nuclear Energy
  • 青砥 紀身
  • ,
  • Dufour P.*
  • ,
  • Hongyi Y.*
  • ,
  • Glats J. P.*
  • ,
  • Kim Y.-I.*
  • ,
  • Ashurko Y.*
  • ,
  • Hill R.*
  • ,
  • 宇都 成昭

77
開始ページ
247
終了ページ
265
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.pnucene.2014.05.008

ナトリウム冷却高速炉(SFR)に関する基盤技術の多くが、これまでの長期にわたる高速炉開発で蓄積された経験により築き上げられてきた。これらは仏国フェニックスでのEOL試験、我が国もんじゅの運転再開、露国BN-600の寿命延長、中国CEFRの運転開始等により確証されようとしている。新たに露国BN-800及びインドPFBRが2014年の運転開始を計画しているが、開始されればSFRの基盤技術の確証レベルはさらに深まることとなる。近年、SFR開発は持続可能なエネルギー生産およびアクチニド管理に重点をおいた第4世代炉の構築を目指したものへと進化し、JSFR, ASTRID, PGSFR, BN-1200, CFR-600等の先進的なSFR概念の開発が進められている。第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)は、系統・機器設計、安全及び運転、先進的燃料、アクチニドサイクル等、第4世代SFRの開発に必要な様々な研究開発を進めるための国際協力の枠組みであり、SFR開発国が過去の経験や最新の設計及び研究開発データを共有できる場を提供し、SFRの研究開発の促進に有益な役割を果たす。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.pnucene.2014.05.008
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5045800
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.pnucene.2014.05.008
  • ISSN : 0149-1970

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