論文

査読有り
2010年5月

日本の先進ループ型高速炉の開発; 予備的評価結果に基づく設計研究の進展について

Proceedings of 18th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-18) (CD-ROM)
  • 阪本 善彦
  • ,
  • 小竹 庄司
  • ,
  • 青砥 紀身
  • ,
  • 戸田 幹雄*

開始ページ
9
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1115/ICONE18-30322

原子力機構では現在、FaCTプロジェクトを実施しており、その最初のマイルストーンが2010年に設定されている。本マイルストーンでは、JSFRへの革新技術の採否を決定することとしており、その判断に向けた予備評価が進められている。本論文では、予備評価の中で議論された主な設計の進展について記載するものである。原子炉構造設計については、原子炉容器の耐震性と耐熱性が検討され、原子炉容器の仕様を示した。また、耐震裕度の向上を可能とする設計オプションを検討することが提言された。熱流動課題については、ガス巻き込みと液中渦を抑制する設計対応が図られ、また、設計合理化,抑制効果の向上に向けたさらなる検討が進められている。1次系配管設計については、Type-IV損傷によるクリープ強度の低下を考慮した設計を実施した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1115/ICONE18-30322
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5023783
ID情報
  • DOI : 10.1115/ICONE18-30322

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