放射性廃棄物地層処分の研究開発; 高レベル放射性廃棄物を例に
2006年度第24回地質学セミナー
- 開催年月日
- 2007年2月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- つくば
- 国・地域
- 日本
高レベル放射性廃棄物とは、使用済み燃料を再処理した際に発生する放射能レベルの高い廃液をガラス固化したものである。これは、数十年の貯蔵ののち、オーバーパック(金属容器)と緩衝材(ベントナイト)で包んで地層中(又は岩盤中)に埋設することになっている。これらを多重バリアシステムという。地層処分の安全評価指標は、核種が地表に到達したときの人間の被ばく線量である。多重バリアシステムの長期健全性は、ガラス,金属,ベントナイトの挙動を考慮しつつ、母岩中での放射性核種の移行挙動を解析することで評価される。