MISC

2004年1月

水素製造可能な高速増殖炉プラントシステムの開発

技術総合誌OHM
  • 近澤 佳隆
  • ,
  • 中桐 俊男

9
開始ページ
57-62
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

高速増殖炉による水素製造はエネルギーの長期持続的な供給方法として可能性を有している。ハイブリッド熱化学法は、原料が水であり製造時に二酸化炭素を直接排出せず、常温の電気分解法に比べて高い熱利用率が期待できる等の利点を有するため、サイクル機構として高速増殖炉による水素製造技術として要素開発およびプラントシステムの概念検討を進めている。現在、水素製造技術として原理確認およびプラント概念設計が終了した段階であるが、今後、プロセス効率の向上、構造材の耐久性の向上、および水素の原子炉安全性への影響評価等の課題の解決に取り組み、システムとしての成立性を評価する。また国内の他の研究機関およびメーカや海外の研究機関と積極的に情報交換や共同研究を推進し効率的な開発を行っていく。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4055302
ID情報
  • ISSN : 0386-5576

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