論文

査読有り
2019年1月

異材溶接継手の界面破断の力学的要因分析

鉄と鋼
  • 山下 拓哉
  • ,
  • 山下 勇人
  • ,
  • 永江 勇二

105
1
開始ページ
96
終了ページ
104
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2355/tetsutohagane.TETSU-2018-052

火力・原子力発電プラントの使用温度条件である550度では、フェライト鋼と溶接材の界面で破断が生じる研究結果が報告されている。本研究では、フェライト鋼への溶接時の入熱量が異なる2種類の異材継手を製作した。溶接には高入熱であるプラズマ溶接および低入熱であるティグ溶接をそれぞれ使用した。改良9Cr-1Mo鋼に形成された熱影響部の組織はプラズマ溶接とティグ溶接とで異なっていた。改良9Cr-1Mo鋼/Alloy 600部を用いて試験片を製作し、550度のクリープ試験を実施した。試験より、ティグ溶接を使用した試験片は界面破断し、プラズマ溶接を使用した試験片は界面破断しない結果が得られた。そのため、熱影響部のひずみ分布計測および有限要素解析を実施し、フェライト鋼に形成される熱影響部の変形挙動に着目し界面破断メカニズムを力学的観点で分析した。各溶接法により製作した異材接手のフェライト鋼の界面近傍に形成する熱影響部の特性の違いにより、界面近傍でのひずみ分布に違いが生じることが分かった。界面破断を回避するためには、フェライト鋼界面近傍にクリープひずみ速度が遅い熱影響部を形成させる必要がある。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2355/tetsutohagane.TETSU-2018-052
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063774
ID情報
  • DOI : 10.2355/tetsutohagane.TETSU-2018-052
  • ISSN : 0021-1575

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