2019年11月
Csの鋼材への化学吸着挙動に影響する化学的要素の実験的研究
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 56
- 号
- 11
- 開始ページ
- 988
- 終了ページ
- 995
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1080/00223131.2019.1633968
シビアアクシデント(SA)解析コードで用いられているCs化学吸着モデルの改良に資する知見取得のため、セシウムの鋼材への化学吸着挙動に影響を与える化学的要因(温度・雰囲気・関係する元素のの濃度など)を実験的に評価した。その結果、既存のCs化学吸着モデルで使用されている表面反応速度定数が、既に知られている温度依存性だけでなく、雰囲気,気相中の水酸化セシウム(CsOH)濃度、SUS304中に含まれるケイ素(Si)濃度にも影響を受け、Cs化学吸着モデルの改良においてはこれらの化学的要因を考慮すべきであることがわかった。加えて、873K程度の比較的低温での化学吸着においてはCs-Fe-O化合物が主な化合物として生成し、Cs-Si-Fe-Oが主に生成する1073K以上の化学吸着とは挙動が異なることがわかった。
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- DOI : 10.1080/00223131.2019.1633968
- ISSN : 0022-3131