2021年8月
福島第一原子力発電所のシビアアクシデント後の長期核分裂生成物分布評価へのアプローチ
Nuclear Engineering and Design
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- 巻
- 380
- 号
- 開始ページ
- 111256\_1
- 終了ページ
- 111256\_19
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1016/j.nucengdes.2021.111256
福島第一原子力発電所の廃炉措置の安全な遂行に当たっては、プラント全体にわたる燃料デブリのみでなく核分裂生成物(FP)の長期的な分布を把握することが必須である。廃炉作業は、飛散したFPによる過酷な環境下でプラントから燃料デブリを取り出し、それらを回収核原料物質あるいは最終廃棄体として安全に保管することにより収束する。事故発生後廃炉の収束までの長期間にわたるプラント内でのFP分布を求めるために、短/中/長期FP挙動解析手法を開発した。本解析手法は、プラントで測定されたデータを用いて修正され、それを踏まえて更新されたデータに基づき妥当性確認されるものである。精度が改善された評価手法は、廃炉措置の各段階におけるFP分布の評価に適用可能である。
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- DOI : 10.1016/j.nucengdes.2021.111256
- ISSN : 0029-5493