MISC

2006年4月

ナトリウム冷却炉の燃料取扱設備の検討; 平成16年度の研究成果のまとめ(共同研究)

JAEA-Research 2006-032
  • 近澤 佳隆
  • ,
  • 臼井 伸一
  • ,
  • 此村 守
  • ,
  • 池田 博嗣

開始ページ
202
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-research-2006-032

高速増殖炉サイクルの実用化戦略調査研究の一環としてナトリウム冷却炉の燃料取扱設備の検討を実施している。平成16年度はナトリウム冷却大型炉を対象にEVST方式による燃料取扱設備を具体化して課題の整理を行った。水プール直接貯蔵方式は平成15年度の評価では、炉外のナトリウムポット取扱設備の物量が大きいことが指摘されたため、原子炉容器からの裸燃料取出により物量削減の可能性があることを示した。ただし、課題としては短時間の燃料洗浄時間の実証及び高発熱燃料(22kW/体)のガス冷却の安全性の確保が挙げられる。金属燃料の貯蔵においては、ガス中貯蔵,ヘリウムガス缶詰水プール貯蔵,EVST貯蔵の比較を行った。経済性,安全性の観点からEVST貯蔵が妥当であるとの結論に達した。また、ナトリウム冷却大型炉では低除染燃料,ODS鋼の被覆管等が採用されているため、原型炉及び実証炉とは燃料取扱条件が異なる。今回の検討において再処理・燃料製造側との取合条件も含めて酸化物燃料及び金属燃料の燃料取扱条件を整理した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-research-2006-032
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5000828
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-research-2006-032

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