MISC

2014年6月

J-PARCリニアックRFチョッパ用の高周波源システムの改造

Proceedings of 10th Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan (インターネット)
  • 二ツ川 健太*
  • 池上 雅紀*
  • 伊藤 雄一
  • 菊澤 信宏
  • 佐藤 文明
  • 篠崎 信一
  • 鈴木 隆洋*
  • 千代 悦司
  • 平野 耕一郎
  • Fang Z.*
  • 福井 佑治*
  • 堀 利彦
  • 丸田 朋史*
  • 三浦 昭彦
  • 宮尾 智章*
  • Liu Y.*
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開始ページ
1149
終了ページ
1153
記述言語
日本語
掲載種別

J-PARCリニアックでは、MEBT部に2つの空胴で構成されたRFチョッパを導入し、不要なビームをRFで蹴り出すことにより櫛形構造を持つ中間パルスを生成して、RCSへ入射している。RFチョッパの高周波の立上り・立下り時の過渡領域のビームは、半端に蹴り 出されるために下流でのビーム損失の原因となり得る。そこで、RFチョッパには、素早い応答性が要求され、Q値の低い空胴と帯域の広い半導体アンプが採用されている。しかし、以前のシステムでは2つのチョッパ空胴をU字型の同軸管で直列に接続し、1つの高周波源で運用していたこともあり、高周波の立下り時に大きなリンギングが見られた。そこで、2012年の夏季シャットダウン中に、新たに半導体アンプを追加し高周波源を2台体制にして、各空胴を独立にドライブするシステムに改造した。その結果、立下り時のリンギングは小さくなり、ビーム電流15mAの条件下で立上り・立下り時間が約20nsecを達成した。現在は、半導体アンプが故障したために、以前の直列接続のシステムに戻っているが、本講演では2台体制の並列接続システムの成果について発表を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042541

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