Works(作品等)

2016年5月

Digital Design 2016 巣ー知覚空間を解く次元都市

  • 宗 士淳

作品分類
建築作品
発表場所
第39回学生設計優秀作品展ー建築・都市・環境ー 大学院 修士制作

1.多様な次元都市
都市は物理的な空間のほか、その中に生活している人間からの時間性、方向性を持つ見えない知覚空間も持っていると考える。研究によって、その知覚空間からの人間の認知領域は外部環境の影響と高さの変化を受けて、認知領域の面積を変化することがわかった。近隣住民意識と行動範囲などの項目に関する認知領域面積の変化によって、住宅の住棟、住戸の配置、通路の配置、あるいは商業施設、教育施設の計画に対して、大きな影響があると考える。特に外部環境と高さ両方から影響を受ける高層住宅について、居住環境及び周辺環境との関連性を含めた有効な都市・建築計画手法はいまだ構築されていないと言える。その原因で今回は研究から得られた佃、月島の住民の様々の認知情報によって、超高層集合住宅の近隣意識の低下問題を改善し、より快適性、人間性を持つ新の超高層計画方法を提案した。
2.知覚空間を解く
研究論文により居住環境および住棟の高さと公共空間の平面形状から高層、超高層の居住者は垂直方向への認知の広がりと階層による変化と認知領域の広がりの関係性がある。その原因で、分析結果から得られた佃地区に各階層住民の認知領域と階層間の認知関係を把握し、人間の認知領域と認知関係で設計して、人間に対する快適性と実用性を向上させ、居住空間の合理性をさらにアップする。設計は沿岸側と内陸側を分けて、各階層の水平方向への「行動範囲」と「わたしのまち」の認知領域面積から得られた認知関係で各階層の面積を算出し、住民の認知領域を充足できる階層を計画する。それによって、住民たちの行動範囲と自分の街に対する認知範囲を積重し、超高層集合住宅の近隣住民の意識低下問題を解決できる。住民に対して、より快適性とと人間性を持つ新の居住空間を設計した。