MISC

2015年7月

核分裂性物質の非破壊測定のための予備的な遅発$\gamma$線分析

Proceedings of INMM 56th Annual Meeting (Internet)
  • Rodriguez D.
  • ,
  • Heyse J.*
  • ,
  • 小泉 光生
  • ,
  • Mondelaers W.*
  • ,
  • Pedersen B.*
  • ,
  • Schillebeeckx P.*
  • ,
  • 瀬谷 道夫
  • ,
  • 高峰 潤

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8
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記述言語
英語
掲載種別

核物質の保障措置をいかに有効に実施するか、特に、混合物の組成を如何に効率的に決定するか、について関心が高まっている。原子力機構とJRC(ITU及びIRMM)の研究者は、現在、D-Tパルス中性子源を使う非破壊測定装置について検討を行っている。このシステムは時間差ダイアウェイ法,中性子共鳴透過分析法,即発$\gamma$線分析,遅発$\gamma$線スペクトル分析法の組合せを利用するものである。我々の特段の興味は、このシステムを再処理・精製PuのMOX燃料及び高線量の核物質に適用することである。遅発$\gamma$線スペクトル分析法は核分裂性核種の比を比較的高い精度で決められる可能性を有する。これらの核分裂生成物は、時間依存性を持ち3MeVよりかなり高いエネルギーの$\gamma$線エネルギースペクトルを有し、興味対象の高放射線核物質へ適用する場合には大きな利点となる。この発表では、このNDAシステムの遅発$\gamma$線分析部分の精度がどれくらいのものとなるかに関する初期的な研究と、核物質の組成分析において、他の手法との関連でどのように使われるかについて記述する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5051740

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