講演・口頭発表等

マルチビーム中性子場に及ぼす1次中性子スペクトルの影響

日本原子力学会2010年秋の大会
  • 呉田 昌俊
  • ,
  • 高峰 潤
  • ,
  • 岡本 孝司*

開催年月日
2010年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
札幌
国・地域
日本

ダイナミック中性子トモグラフィ(DNCT)システムは、液体金属の流動を可視化し、3次元速度データを取得することを目的とした装置である。DNCTシステムでは、中性子制御系によって、1方向の大口径1次中性子ビームから、6本のマルチ中性子ビームを生成する。1次中性子ビームは原子炉(JRR-4)炉心で発生した中性子が運転モード調節用の重水タンクによって減速されることによって得られるが、重水タンクの配置,厚さによって、1次中性子スペクトルが変化し、同時にマルチ中性子ビーム場も変化する。この変化は、本システムにおける液体金属流動の可視化性能に大きな影響を与える。そこでモンテカルロ中性子輸送コードMCNP5を用いて、1次中性子スペクトルがマルチビーム中性子場に及ぼす影響の検討を行った結果を報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5025225