2020年4月 - 2024年3月
リモートワークが生産性およびキャリア満足度向上に結びつくプロセス
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
現在、在宅勤務のパフォーマンスに関連する要因として、性格特性、従業員のネガティブな心理、ジョブクラフティングに着目をして研究を行っている。
まず、在宅勤務ではストレスが高くても職場で見過ごされやすいことから、在宅勤務におけるストレスを高める要因について研究している。特に、在宅勤務においてストレスを高めやすい性格特性要因についてビッグファイブに焦点をあてて研究した。在宅勤務者を対象に分析して実施した質問紙調査を分析した結果、外向性、同調性、誠実性および開放性はストレスを低下させ、神経症性傾向はストレスを高めた。また、在宅勤務の頻度が高いと誠実性はストレスを低下させたが、頻度が低いとストレスに影響を与えなかった。この結果は、産業保健法学会誌に掲載予定である。
次に、在宅勤務者を対象としたインタビュー結果を整理した。職場で働くと職務の役割が曖昧な日本的雇用の影響を受けており、こうした要因が、在宅勤務者の孤独感や不安感といった心理、パフォーマンスに影響を与えていることを論じた。この内容は、Hosomi &Kano(2022). Telecommuters' productivity and psychological effects : From the perspective of Japanese work culture, Kansai University review of business and commerce, 21巻に掲載済みである。
さらに、在宅勤務制度の利用とパフォーマンスとの関係について、ジョブ・クラフティングに着目して研究している。研究内容は、日本労務学会関西部会で発表しており、日本経営学会関西部会で発表予定である。
まず、在宅勤務ではストレスが高くても職場で見過ごされやすいことから、在宅勤務におけるストレスを高める要因について研究している。特に、在宅勤務においてストレスを高めやすい性格特性要因についてビッグファイブに焦点をあてて研究した。在宅勤務者を対象に分析して実施した質問紙調査を分析した結果、外向性、同調性、誠実性および開放性はストレスを低下させ、神経症性傾向はストレスを高めた。また、在宅勤務の頻度が高いと誠実性はストレスを低下させたが、頻度が低いとストレスに影響を与えなかった。この結果は、産業保健法学会誌に掲載予定である。
次に、在宅勤務者を対象としたインタビュー結果を整理した。職場で働くと職務の役割が曖昧な日本的雇用の影響を受けており、こうした要因が、在宅勤務者の孤独感や不安感といった心理、パフォーマンスに影響を与えていることを論じた。この内容は、Hosomi &Kano(2022). Telecommuters' productivity and psychological effects : From the perspective of Japanese work culture, Kansai University review of business and commerce, 21巻に掲載済みである。
さらに、在宅勤務制度の利用とパフォーマンスとの関係について、ジョブ・クラフティングに着目して研究している。研究内容は、日本労務学会関西部会で発表しており、日本経営学会関西部会で発表予定である。
- ID情報
-
- 課題番号 : 20K01928
- 体系的課題番号 : JP20K01928
この研究課題の成果一覧
絞り込み
受賞
1論文
7-
Journal of Work Health and Safety Regulation 1 37-53 2023年10月 筆頭著者
-
日本の人事労務研究 137-172 2023年6月
-
ジョブ・クラフティングー仕事の自律的再創造に向けた理論的・実践的アプローチー 195-217 2023年3月 筆頭著者
-
産業保健法学会誌 1(2) 24-32 2022年12月 招待有り筆頭著者
-
産業保健法学会誌 1(1) 96-101 2022年7月 筆頭著者
-
Kansai University review of business and commerce 21 1-15 2022年3月 筆頭著者
-
組織科学 54(3) 33-44 2021年3月 査読有り筆頭著者
MISC
4-
日本労働研究雑誌 (754) 103-104 2023年4月 筆頭著者
-
産業保健法学会誌 1 76 2021年9月
-
日本労務学会全国大会研究報告集 50 2020年7月
-
日本労務学会全国大会研究報告集 50 2020年7月
書籍等出版物
2-
有斐閣 2023年12月14日 (ISBN: 9784641166196)
-
金剛出版 2022年3月31日 (ISBN: 9784772418928)
講演・口頭発表等
6-
経営行動科学学会第26回年次大会 2023年10月16日
-
日本経営学会第97回大会 2023年9月6日
-
2023年度組織学会研究発表大会 2023年6月25日
-
2023年度組織学会研究発表大会 2023年6月25日
-
日本労務学会第53回年次大会 2023年6月18日
-
日本経営学会関西部会 2022年5月21日