MISC

2018年9月

蛋白漏出性胃腸症が診断の契機となったIgA血管炎の1例

小児科診療
  • 小西 愛里
  • ,
  • 菊池 健二郎
  • ,
  • 平野 大志
  • ,
  • 飯倉 克人
  • ,
  • 井田 博幸

81
9
開始ページ
1229
終了ページ
1233
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)診断と治療社

症例は、2歳女児。腹痛、下痢、進行する低蛋白血症を認めた。尿蛋白は軽微で、蛋白漏出性胃腸症(PLE)を疑い、蛋白漏出シンチグラフィを施行し上行結腸からの蛋白漏出所見を認めた。その後両下腿に紫斑を認め、IgA血管炎(IgAV)と診断した。多彩な症状を呈するIgAVでは、紫斑の出現に先行してPLEを呈することもあり、PLEの鑑別にIgAVもあげることが必要であると考えられた。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0386-9806
  • 医中誌Web ID : S817050017

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