2019年3月
腸肝軸と肝疾患 腸内細菌関連因子による肝がんの進展機構
(一社)日本門脈圧亢進症学会 日本門脈圧亢進症学会雑誌
- 巻
- 25
- 号
- 1
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 25
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
腸内細菌叢やその代謝物と肝臓は、腸肝循環を介して密接につながり、肝癌を含む様々な病態に関係する。腸内細菌と肥満関連肝癌について、以下の項目に分けて概説した。1)腸内細菌代謝物デオキシコール酸(DCA)の関与、2)リポタイコ酸(LTA)の肝星細胞におけるシクロオキシゲナーゼ2の活性化、3)DCAとLTAの協調作用、4)プロスタグランジン(PG)E2による抗腫瘍免疫抑制、5)一部のヒト非アルコール性脂肪性肝炎関連肝癌におけるPGE2の過剰産生、として述べた。
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 1344-8447
- J-Global ID : 201902216471952141