2014年4月 - 2017年3月
複数形の前衛観へ:未来派とゲラルド・マローネ関連資料研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
第一の成果は、およそ100年前の前衛の横断性と同時性を年頭におきながらも、未来派に「染まった」とされる当時のイタリア内の多様性をみるための南部のマッピングである。次の成果は、イタリア(ローマ大学イタリア文学科「20世紀資料館」、ナポリ国立図書館手稿部門)での調査に加え、3箇所目のブエノスアイレスに眠る資料の調査結果である。最終的な成果として、イタリア現地調査を続けつつ、日本にて資料の分析とまとめを行い、その上で各地の専門家を集めて研究会を開く目標を無事達成できた。2017年2月23日にナポリ東洋大学の会見場で開いた国際シンポジウム「ゲラルド・マローネ文庫:彼の時代1914-24」がそれである。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 26370391
- 体系的課題番号 : JP26370391