共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2017年3月

脳刺激による学習・記憶神経回路の修飾と運動機能促進:リハビリテーションへの応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(A)  若手研究(A)
  • 田中 悟志
  • ,
  • 山口 智史
  • ,
  • 守屋 耕平
  • ,
  • 立本 将士
  • ,
  • 藤本 修平
  • ,
  • 前田 和平
  • ,
  • 小山 総一朗
  • ,
  • 北 佳保里
  • ,
  • 田中 智子

課題番号
24680061
体系的課題番号
JP24680061
配分額
(総額)
27,040,000円
(直接経費)
20,800,000円
(間接経費)
6,240,000円

経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)の効果の射程および神経系への影響に関して検討を行った.健常者を用いた実験では,身体に対する注意と運動野へのtDCSを組み合わせることにより(1)運動皮質可塑性の誘導ができること,(2)運動学習の促進効果が刺激から1か月後も持続することが確認された.脳卒中患者に対しても同様の刺激パラメータが促進効果を持つことが示されたが,その効果にはかなりの個人差が認められた.一方、神経系への効果に関しては,機能的MRI実験では,tDCSによる線条体活動への有意な効果は検出できなかった.よって「tDCSにより皮質‐線条体回路の活動が修飾される」という仮説は支持されなかった.

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24680061/24680061seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24680061
ID情報
  • 課題番号 : 24680061
  • 体系的課題番号 : JP24680061