山中 矢展

　大阪教育大学大学院教育学研究科実践学校教育専攻　修了（2009）修士（教育学）（大阪教育大学 2009） 小学校及び特別支援学校教員を経て、2002年度から、大阪府立特別支援学校教頭、大阪教育大学附属特別支援学校副校長、大阪府立特別支援学校校長職に就き、2017年度退職。2018年度から、奈良教育大学学校教育講座に教育経営学担当教員として着任し、現在に至る。 特別支援教育士（17-312）。

【メッセージ】

　現今、学校現場では、初任期教員にも即戦力としての活躍が求められている。教員生活を切磋琢磨し、全うしていくためには、教員志望の高い志と自己有能感を持ち続けることが不可欠である。子どもを中心に据えた「理論と実践の往還」を行い、日々の教員自らの省察を大切にし、大学での学びを学校現場に活かし、経験知を理論に照らして、学び続けることができるよう、研究と教育を進めたい。 　人材育成を進める上で、同僚性に基づく良き教員文化を踏まえて、ミドルリーダーを組織的、計画的に育成することが重要である。学校づくりの要であるミドルリーダー不足は学校現場の喫緊の課題であり、今日、次期ミドルリーダーを早くから育成し、教師の個業化を防ぎ、組織としての学校力向上に取り組まなければならない。また、教師の本業である授業づくりに向き合う時間を確保するためには、機動的でしなやかなミドル・アップダウン型の経営組織改善を進めることが重要であると考える。 　授業においては、学生の皆さんに教育経営学を身近なものとして引き寄せながら、現在から未来への社会に求められる教育の在り方とその実現のために、学びあい深めていきたい。また、自らの教員、校長経験をも踏まえ、現場の実態と課題をリアル感を持って伝えていきたい。

 【研究テーマ】

• ユニバーサルデザインの学校づくり、学級経営（2007年5月1日～）
• 学校組織論　ミドルリーダーの育成と活用（個人研究　2007年5月1日～）

【共同・受託研究希望テーマ】

• ユニバーサルデザインの学校経営、学級経営
• 大学の教職科目及び、教育学専門科目における授業改善　－大学生への障害理解教育及び交流及び共同学習に係るアンケート調査にもとづく研究－
• ミドルリーダーの育成と学校組織の改善

【取得している免許・資格】

• 中学校教諭二級普通免許状（社会）
• 特別支援学校教諭専修免許状
• 小学校教諭専修免許
• 特別支援教育士（Special Educational Needs Specialist）