2019年4月 - 2023年3月
「わかる」と「できる」が拡大し,キャリアが展望できる「チーム探究」に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
公立高校3校を対象に「チーム探究」に関する生徒の変容過程や要因について検討した。A高校に関する研究では、まず、質問紙調査にて探究活動とキャリア展望の関係を検討した。その結果、キャリア展望が明確になった生徒は、研究内容に加え新たな人や図書などとの出会いに楽しさと価値を感じながら積極的にチームに関与・貢献していた。また、インタビュー調査とTEA(複線径路等至性アプローチ)による詳細な分析も開始した。これらの研究は、学会等で発表し、論文にまとめた。
B・C高校に関する研究では、クラス全体を単位とした分析では、学年進行に伴う探究学習に関するイメージやキャリアの展望に対する優位な変容は確認できなかった。このため、個人レベルの変容を調査し,その変容を決定する要因について検討した。これらの結果は学会等で発表した。また、これらの探究活動の実践は教育雑誌に紹介された。
さらに、新たな調査研究として、公立3高校を対象に校長ヒアリングなどをおこない考察し、その取り組み内容の特徴などを論文にまとめた。
実践研究としては、学校運営協議会や教育委員会の審議会、さらには大学コンソーシアム京都高大連携推進室の委員として、高校教育のあり方などについて検討した。また、教育委員会のWWLプログラムの開発支援や個別高校の探究活動支援などもおこなった。
加えて、今後の探究活動のあり方を検討するために、キャリア発達支援、インターローカルな域学連携による関係人口創出、地域の再発見や地域づくりなどについても複数の論考にまとめた。理論的研究としては、TEAにフランスの哲学者・シモンドンのtransductionならびにindividuation、日本の心理学者・松村康平による関係学ならびに接在共存構造の理論、スイスの文化心理学者・タニア=ジットゥンによるimaginationの3つの考え方を組み込み、探究学習論への応用を検討した。
B・C高校に関する研究では、クラス全体を単位とした分析では、学年進行に伴う探究学習に関するイメージやキャリアの展望に対する優位な変容は確認できなかった。このため、個人レベルの変容を調査し,その変容を決定する要因について検討した。これらの結果は学会等で発表した。また、これらの探究活動の実践は教育雑誌に紹介された。
さらに、新たな調査研究として、公立3高校を対象に校長ヒアリングなどをおこない考察し、その取り組み内容の特徴などを論文にまとめた。
実践研究としては、学校運営協議会や教育委員会の審議会、さらには大学コンソーシアム京都高大連携推進室の委員として、高校教育のあり方などについて検討した。また、教育委員会のWWLプログラムの開発支援や個別高校の探究活動支援などもおこなった。
加えて、今後の探究活動のあり方を検討するために、キャリア発達支援、インターローカルな域学連携による関係人口創出、地域の再発見や地域づくりなどについても複数の論考にまとめた。理論的研究としては、TEAにフランスの哲学者・シモンドンのtransductionならびにindividuation、日本の心理学者・松村康平による関係学ならびに接在共存構造の理論、スイスの文化心理学者・タニア=ジットゥンによるimaginationの3つの考え方を組み込み、探究学習論への応用を検討した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 19K02795
- 体系的課題番号 : JP19K02795
この研究課題の成果一覧
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論文
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対人援助学会研究 13 1-8 2023年6月 査読有り筆頭著者
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2021年度京都橘大学研究紀要 (48) 95-113 2022年2月 査読有り筆頭著者
講演・口頭発表等
2-
京都府高等学校商業教育研究会 令和3年度 冬季研修会 2021年11月26日 招待有り
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日本生活科・総合的学習教育学会第30回全国大会静岡[富士山]大会 2021年6月19日